武道の振興・普及

愛知県(名古屋市)地域社会少林寺拳法指導者研修会

期間 平成23年10月9日(日)・10日(月)
場所 愛知県武道館
参加者 学校関係者11名(うち1名が少林寺拳法未経験の中学校保健体育課教員、ほか技術家庭科教師、高等学校教諭など)ほか、54名は外部指導者を志望する県内指導者(有段者)
派遣講師 合田雅彦正範士七段、向田弘之准範士七段

概要

研修会冒頭、愛媛県の中学校校長でもある合田講師が、武道必修化の経過や中学校で授業を行う場合の注意点を解説。授業を行う場合、指導計画の作成など、準備が必要なことや、評価をつける必要があること、武道は怖いという第一印象をもたれており、怪我をさせない配慮が必要など解説。
 向田講師は学校関係者を中心に実技を指導。実際に自身が中学校で指導した経験に基づいて、連盟の指導手引書から内容を抜粋し、体育授業の要点について解説。道場指導と体育授業の違いにも触れ、
○反復動作、単純動作の繰り返しや、模範演武をみせるのは逆効果。
○専門用語は使わず、わかりやすい言葉で説明する。
○道場での指導と違い、武道の授業に意欲の少ない生徒などの興味関心を引き出す工夫が必要。
など指導上の注意点も解説があった。

 2日目は、愛知県東海市立加木屋中学校で外部指導者が選択授業として指導をした少林寺拳法授業について、授業の様子を録画した映像を見ながら、学校関係者との関係構築、授業の進め方など解説があった。
 また、新井庸弘少林寺拳法連盟会長が研修会の視察に訪れ、最後に新井会長の指導により、全員で実技研修を行った。