出版事業

日本武道館発行の単行本

死ぬまで弓道

小牧佳世
 

 競技中に急性大動脈解離に倒れた筆者は奇跡的な生還を果たす。その8カ月後に弓道を再開し、再開後のわずか2年後に皇后盃で十射皆中、優勝を果たした。
 本書では激動の自伝を記し、弓のあり方や「早気(はやけ)」など弓道家の誰もが陥いる課題などを模索する。死の淵(ふち)を覗(のぞ)き、現在も全身全霊で弓を引き続ける筆者だからこそ記せた弓道伝記かつエッセイ集。

四六判・342頁
2,640円
内容

目次

  • 第1回 〝うさんくさい〟過去
  • 第2回 国体そして全日本選手権へ
  • 第3回 九死に一生を得て皇后盃再挑戦
  • 第4回 遠的に救われること―遠的はお好きですか?―
  • 第5回 審査への取り組みと「ふぬけの射」
  • 第6回 「目から鱗」と「やるかやらんか」
  • 第7回 プレッシャーはなぜ必要か①
  • 第8回 プレッシャーはなぜ必要か②
  • 第9回 道具と対話する
  • 第10回 成功には落とし穴しかない
  • 第11回 病気や痛みとつきあう
  • 第12回 皇后盃 全日本女子弓道選手権大会に臨むということ(前編)
  • 第13回 皇后盃 全日本女子弓道選手権大会に臨むということ(後編)
  • 第14回 「強烈な努力」棋士藤沢秀行氏の絶筆が投げかけるもの
  • 第15回 弓バカと超弓バカ
  • 第16回 マイナスをプラスに変える
  • 第17回 競技会雑感
  • 第18回 かけがえのない縁
  • 第19回 矢数稽古からの脱却
  • 第20回 競技者と指導者
  • 第21回 弓道と不和(前編)
  • 第22回 弓道と不和(後編)
  • 第23回 しびれる瞬間を求めて
  • 最終回 何のために引くのか
  •  
  •  特別寄稿
  • 私の稽古法

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